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2005年03月21日

脊椎疾患

taro 脊椎疾患というと椎間板ヘルニアが1番最初に思い浮かぶ方が多いかと思います。脊椎を患って2ヶ月という雑種のワンちゃんが来院され、通常のレントゲン撮影では一般的なヘルニア所見は認められず、昨日手術を目的とした脊髄造影を行ってみました。通常ですと脊髄神経を圧迫されるのは下方(お腹側)からなのですが、レントゲンをご覧頂けるとお解りになれるかと思いますが脊髄神経は上方(背中側)から圧迫されていました。手術は無事に終わりましたが、これから回復の様子をよく見ていかねばなりません。
 脊椎疾患に出会うたび思うのですが、病変を通常のレントゲンのみで判断することは難しいと痛感します。腰が抜けてレントゲンを撮影してもわからないときは脊髄造影、可能ならMRIを行うことが症状を慢性化させずに回復へと導く第一ステップのような気がします。腰が抜けたら様子を見ずに早めの検査がお勧めですね!
 

Posted by nomata at 17:38 | コメント (0) | トラックバック (0)
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