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2004年10月16日

救急について思うこと

 生き物ですから何が起きるかわかりません。散歩中に交通事故にあったり、何かを拾い食いしてしまったり、仲の悪い相手と喧嘩してしまったりと不慮の事故というものはいつ襲いかかるかわかりません。このような出会い頭の事故は別として、何らかの持病があり、その症状に対しての薬を飲んでいるにもかかわらず、薬を飲ませる前の状態であったり(さらにひどい場合)しても2〜3日様子をみてしまう方がいます。以前にも何度かEntryしたことがありますが、人と犬猫とでは生物学的速度(1日が4〜5日に相当)が違います。この2〜3日が命取りになることがあります。
 “先生救急なんですけど”といわれて来院される方に限って、意外と様子を見すぎて救急症例にしてしまっていることが多いんです。獣医医療はどうしても治療が後手に回ります。後手に回らないようにするためには様子を見すぎないことが大切ですよ!

Posted by nomata at 19:54 | コメント (0) | トラックバック (0)
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