TOP > 病院日誌


2004年08月23日

続・うんちが出ない!

 猫がトイレに入り排泄行為をしている時は何とも言い難い表情をしています。すんなり排便や排尿が出来ていれば決して唸るようなことはないでしょう。けれどもおしっこが詰まってしまっていたり、宿便量が非常に多く排便することが不可能になるとすごい声を出しながら唸ります。(自分はその姿を見たわけではないのですが)特に巨大結腸症になってしまうと肛門が完全に開いても出すことが出来ないくらいの便の太さになっています。自分も教科書通りの治療や先輩方の意見を参考に治療してきましたが、1番に効果があったのはラキサトーン(毛球除去剤)ではないでしょうか?そんなこともう知っているよ!という方もいらっしゃるかと思いますが、いろいろな内服薬や浣腸剤などで経過をみましたが比較的猫に対してストレスを与えずに投薬できるのも利点ではないでしょうか?
 巨大結腸症という病気は完治する病気ではありませんが、病気と上手に付き合うためには少しでもストレスの少ない治療を心懸けたいものです。

Posted by nomata at 19:27 | コメント (1) | トラックバック (0)
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?






のまた犬猫病院 〒320-0027 栃木県宇都宮市塙田5−1−3 TEL/FAX:028-622-7785


Syndicate this site (XML)