2004年08月10日
毎日が試練です。
口の利けない犬猫に対しての治療を行う私たちは、飼い主さんに病気のことを良く理解してもらった上で診断に必要な検査、治療を進めていかねばなりません。本人から症状を聞くことができるわけではありませんから常に完璧な治療が出来ているかというとそうとも言えないときもあるでしょう。このようなことを言ってしまうと飼い主さんとしては不安に思われるでしょう。命を預けていただくということは非常に大きな重圧として私たちにのしかかってきます。この仕事に関わっている以上これは当然のことなのですが、過去に何度も経験した症状と同じものでも治療に対しての反応が思わしくなかったりすると“本当にこの方法で良かったのだろうか?”と参考書をひっくり返し、さらには諸先輩方に意見してもらうこともあります。そうしながら私たちは限りなくパーフェクトに近い医療を提供できるように努力していかなければならないと思っています。
私たち獣医は限りなく完璧に近い診断、そして飼い主さんと同じ目線にたった治療を進められるよう頑張っていきたいものです。
Posted by nomata at 19:25
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