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2004年06月28日

置き餌の落とし穴。

 日中働いている、特に猫の飼い主さんにとって“いつでも食べられるように!”ということで出掛ける際に乾燥フードを食器に盛っていかれる方が多いかと思います。けれどもこの“置き餌”思わぬ落とし穴があるんです。いつでも好きなときに食べられると言うことは胃や腸が休む時間がないということにもつながります。そうすると何が起きるか?皆さん第1に太るだろうということには気づかれますが、これが糖尿病に移行する可能性を秘めていることにはなかなかお気づきにならないようです。糖尿病に非常に関係の深い臓器として膵臓が挙げられます。この膵臓血糖値をコントロールしてくれるインシュリンというホルモンを分泌するのですが、好きなときにあるいは絶え間なく食餌をしていることで膵臓が疲れてしまいインシュリンを分泌できなくなってしまいます。
 “うちの子は太ってて!”とうれしそうに話される飼い主さんがいますが肥満⇨置き餌⇨糖尿病という構図は以外にも身近に迫っているかもしれません。気になる方は病院で血糖値をチェックしてもらうと良いかもしれませんよ!

Posted by nomata at 20:11 | コメント (0) | トラックバック (0)
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