TOP > 病院日誌


2004年05月03日

あなたならどうします?

 最近はあまり見かけなくなりましたが、捨て犬や捨て猫を見かけたときあなたはどうしますか?“拾ったからにはその子のことを一生涯面倒みるぞ!”という方はなかなかいないのではないでしょうか?1つの命を預かるということは食費やワクチン接種、さらには避妊や去勢手術などの病院にかかる費用を負担しなければならないということ、もちろん金銭的な問題だけでなく住宅事情もあるでしょう。けれどもお腹をすかせて鳴いている犬猫をそのまま見捨てておけない方も多いことでしょう。

 つい最近、県内の動物愛護センターに問い合わせたところ、犬については里親を捜す方向で保護してくれるようなのだが、猫についてはどうもその限りではないとの返答を受けました。猫を飼われている方や好きな方にとっては正直納得のいかないことだと思います。同じ1つの命ではあるのにどうしてなのでしょう。やはり猫の飼育についてはまず登録制ではないということ、さらには避妊や去勢がされていない猫が屋外での交配により望まない子が産まれ、さらにその子達が交配し増えていくという悪循環が生じているということもあるでしょう。
 保護施設にはなりえない動物病院としては、避妊や去勢の啓蒙活動を中心にこのような問題は少しでも早く解決できるよう努めなければならないと思う次第です。

Posted by nomata at 18:56 | コメント (0) | トラックバック (0)
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?






のまた犬猫病院 〒320-0027 栃木県宇都宮市塙田5−1−3 TEL/FAX:028-622-7785


Syndicate this site (XML)