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2004年04月16日

薬の処方

 病気の診断がつき入院しなくても治療が可能な場合、ほとんどの病院がお薬を処方します。下痢ならば下痢止め、肝臓の機能に問題があれば肝機能代謝賦活薬、心臓の機能に問題があれば心機能改善薬と、症状に見合ったものを処方します。症状によっては一時期だけ飲めばよいものから、症状を発症した時点から一生飲まなければならないものもあります。それは良く飼い主さんに理解していただけるようお話ししなければならないことでしょう。

 ところが最近転院されてきた患者さんが、“今、この薬を処方されてます。”と持ってきた薬を見て正直ビックリしました。病気の診断もはっきりしない上、処方された薬を見ると抗生物質とステロイド剤。別にほかの病院の悪口を言うつもりはないが、これだけ情報が氾濫している現在、こんなことをしていては獣医療がいつまで経ってもレベルが低いと馬鹿にされてしまうだろう。そんなにしてまで薬を処方しなくても良いのではないか!診療費を高く請求するための処方などあってはならないことだ!

Posted by nomata at 22:27 | コメント (0) | トラックバック (0)
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