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2004年03月01日

ワクチンの追加接種

 ワクチンは生後60日までに1回目、その後1ヶ月後に2回目、さらにはその1ヶ月後に3回目のワクチンを接種し、それ以降は1年に1回追加接種ことが一般的です。(当院では幼齢期のワクチン接種は2回)けれども米国での論文に“毎年のワクチン接種は必要なし。”というものがありました。というのはワクチン自体の効果の向上と、ワクチン接種後の1歳以降では野外での自然免疫を受けることができているためだということでした。ということはワクチンは接種しなくても良いのでしょうか・・・

 この論文では“ワクチン接種後1年以降、免疫力を維持できているのは90%”というデーターが付け加えられていました。ということは残りの10%は免疫力が低下しているということでもあります。私、個人的な意見としてはワクチンは毎年接種していたほうがbest!だと思います。(動物病院としては正直な話、ワクチン接種で得る収入は大切ですし・・・)免疫力が維持できているかどうかは抗体検査というものでcheckできますが、場合によってはワクチン代よりも高く付いてしまうこともあります。“1年に1回の接種で免疫力が維持でき伝染病から身を守ることができるならば・・・”飼い主の皆さんはどう思われますか?

Posted by nomata at 19:48 | コメント (0) | トラックバック (0)
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