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2004年02月02日

母子免疫とワクチン

 新しい犬猫を飼い始めたときワクチンはいつ接種すべきか?というご質問を受けることがあります。母子免疫というものがあるのをご存じですか?これは胎盤や初乳を介して母体から子供に受け継がれる免疫のことなのですが、しばらくの間はこの母子免疫が子供を病気から守っています。母子免疫が成立しているときはワクチンを接種しても充分な効果を得ることは出来ません。かといってあまりワクチン接種が遅くなっても病気にかかってしまいます。

 “それではいつワクチンを接種すればいいのか?”ということになりますよね。厳密な話をすると母体の免疫状態の抗体価を測定しその半減期から算出するという、私たち獣医もごめん被りたい面倒なやり方もあります。一般的なところでは生後6〜8週齢で最初のワクチンを、そして12週齢に2度目のワクチンを接種するというのが良いのではないでしょうか。ワクチンは早く打てば良いというものでもなく、何回も打てばよいというものでもありません。しっかりした接種の仕方でよりよい免疫状態をつけてあげましょう。

Posted by nomata at 19:32 | コメント (0) | トラックバック (0)
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