2003年11月22日
先入観という落とし穴
飼い主さんからの稟告からスタートする犬猫の診療は、正直獣医さん(自分も含め)に対して様々な先入観を持たせます。もちろん稟告だけで診察を終了することはないので、病気を見落としたりすることのないよう身体検査から始まり、必要があればさらに進んだ検査を行います。けれども獣医とはいえ人間、いくら修行を積んできたとはいえ少なからず先入観をもってしまうとそこから視点が離れなくなってしまうこともあります。
セカンドオピニオンといって、違った先生によって新たな病気の見方や考え方を得ることができます。自分は少しでも不安に思ったことはすぐに調べなおし、信頼のできる先生に相談するようにしています。そうすることで新たな治療方針を導き出し“落とし穴”にはまることなく診療を進めることができるからです。このインターネット時代、情報は満ちあふれています。先生には聞き難いけれど不安に思ったことはどんどん検索して調べてみることは大切ですよ!
Posted by nomata at 19:39
| コメント (0)
| トラックバック (0)
コメント
コメントする